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 [701]   彩遊紀の紀   .. 2019/09/07(土) 20:57 
◆ 歌舞伎を観てきました
皆さん、今晩は。彩遊紀の紀です。
先週の日曜日に歌舞伎をみてきました。演しものは「寺子屋」と「勧進帳」と忠臣蔵から「松浦の太鼓」。どれも涙を誘うものでした。感じたのはこれらの物語を外国人が理解できるのかな、ということ。「寺子屋」は寺子屋で主君菅原道真の子供をかくまっている源蔵が、敵方の藤原時平に知られ、その子を殺すように言われ、それを知った道真の家臣の松王丸が自分の子供を、主君の子供の身代わりにしようと妻の千代と図り寺子屋に入れ、源蔵はそれとは知らず寺子屋に入ってきた松王丸の子供を身代わりに殺すという話。それを子供も納得して殺されるという話。そういう忠義を外国人はわかるのでしょうか。「勧進帳」は頼朝に追われ、山伏に扮して安宅関を通ろうとする義経・弁慶主従が、関守の富樫に見破られるが、弁慶が主人の義経を「お前が態度が悪い」と棒でたたくのを見て、富樫がそこまでして隠そうとするならということで見逃すことにするという阿吽の呼吸の話ですが、この以心伝心が外国人にはわかるのでしょうか。忠臣蔵の「松浦の太鼓」も身を変えて仇討ちをしようとしている大高源吾と和歌の師匠の其角が、仇討ちの前日の交わす短歌の以心伝心のやり取り。いや外国人だって以心伝心、忠義はあるよということでしょうか。前週のことと言い、最近、日本的なことをいろいろ考えさせられることが多いです。
 
 

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