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 [901]   彩遊紀の紀   .. 2023/06/03(土) 22:55 
◆ 広重の東海道五十三次
皆さん、今晩は彩遊紀の紀です。
きのうは台風並みの風と豪雨で驚かされました。そんな中、雨の中に咲く庭のガクアジサイのスケッチをしましたが、雨の中の紫陽花の絵としては本当はしとしとと降る雨の紫陽花なのですが。雨の絵としては私は広重の東海道五十三次の中の「庄野の雨」が好きなのですが、そのほかにも広重の五十三次の中には沢山の好きな絵があります。その一つが「箱根」。中央からちょっと右に外れて、岩肌を見せて高くそびえる箱根山とその街道を行く大名行列とも思われる人々。そして左に芦ノ湖と遠くに白富士の山。そんな大胆な構図が大好きです。広重の絵には単に風景ではなくそこに生活する人々が必ずいます。「庄野の雨」では多分突然の激しい夕立ちに慌てふためく人たち、「三島」ではまだ朝霧が立ち込める三島宿を立つ駕籠や馬に乗る人などの旅人たち。そういう人が風景を生き生きとしたものにしているのを見るのが好きです。私は人間を描くのが下手で、よく妻から「ここに人を入れたら」と言われるのですが、うまく描けません。もう少し広重を学びたいと思っています。
 
 

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