[963] 彩遊紀の紀 .. 2024/08/10(土) 15:53
◆ パリ五輪 日本はもう一歩
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皆さん今晩は。彩遊紀の紀です。 オリンピックが始まってもう10日、毎日の夜中の放送をついつい見てしまい、ちょっと寝不足です。柔道団体は惜しくも銀、卓球の団体も三位決定戦でもう一歩の四位、バレーも銀。いずれも同点で迎えて最後の一点、最後の一点の所で力尽きたこれらを見ていて、なぜ最後の一点が取れないのかと考えてしまいました。そして「死に物狂い」がないのかなと。もちろん選手は手を抜いているわけではなく、選手自身はそれこそ「死に物狂い」ではあると思うのですが、第三者の観客でしかない自分の気持ちですが、どうもすっきりしません。昔オリンピックの女子マラソンで、最後の最後まで日本選手と北朝鮮の選手が先頭争いをしていて、最後に北朝鮮の選手が勝ちました。この時、北朝鮮の選手に「死に物狂い」を感じました。本当かどうか知りませんが、よく北朝鮮では優勝すれば家がもらえ、負ければ選手も家族も収容所行きと、国家を背負って戦っていると。だから負けられないのだと。そういう話を聞くと、日本は負けても何も責められることもなく、マスコミもよく頑張ったと言ってくれます。選手はインタビューで「負けたけどオリンピックに出られて楽しかった」と。でもそれでいいのでしょうか。なぜ「悔しい」ではなく「楽しかった」なのでしょうか。戦後すぐの時代は貧しいところから這い上がろうと皆必死でした。しかし高度成長を通じて日本は豊かになり、栄養失調で死ぬ人もなくなりました、現在も良く貧困家庭の話は出てきます。でも、スマホに数万円の費用を払うため食事も満足にとれないという話を聞くと、日本の貧しさとは何だろうと考えてしまいます。貧しい所から這いあげる力、必死さ、死に物狂いが失われているような気がしてなりません。
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