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 [972]   彩遊紀の紀   .. 2024/10/12(土) 20:58 
◆ 婦系図
皆さん今晩は、彩遊紀の紀です。
先週の日曜日に歌舞伎座で「婦系図」の歌舞伎を見てきました。湯島天神の境内でお蔦が「別れる切れろは芸者の時・・・」という、あの泉鏡花の名作です。話は大体わかっているので、お芝居も涙で見ましたが、歌舞伎の解説チラシを見ると、もともとの原作にはこの「湯島境内」の場面はなく、後に劇化されたときに泉鏡花自身によって戯曲化されたとのことです。でもそもそもの原作の「婦系図」は読んだことがありません。考えてみると、何となく知っていても原作は読んだことがないというのが多いですね。「婦系図」と同時代のあの「熱海の海岸散歩する・・・」の尾崎紅葉の「金色夜叉」の話も何となくわかっているのですが、原作を読んだことがありません。何年か前に、「有名な物語でも、学校の国語の時間に習っただけで、原作を読んだことがないな」と思って、原作を読み始めました。芭蕉の「奥の細道」や、樋口一葉の「たけくらべ」、そしてかぐや姫の「竹取物語」などなど。でも今年の大河ドラマになっている「源氏物語」や「枕草子」も、それぞれの小説の書き出し部分は、「いずれの御時にか・・・」とか「春は曙・・・」とかよく知っているのに原作を読んでいません。ましてや「紫式部日記」とか「蜻蛉日記」とかになるとになると書き出しも全く知りません。いつかやはり「婦系図」の原作も読んでみようと思います。

 
 

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