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お寺ネット:仏事相談室
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[5487]Re:白木位牌につ..
..天台沙門
某政令指定都市に所在する寺を預かる天台を宗とする者の立場から。

前回の回答時にお悔やみを申し上げていませんでした。失礼いたしました。

さて。
白木位牌に関する学会さんの教学理論を知りませんので、私からは何がどう「大丈夫」なのかをお答えすることができません。申し訳ありません。
そこで創価学会さんのサイトの「友人葬」のページを見てみました。すると、少なくとも地域の慣習に従うことを否定なさってはおられませんので、白木のままでも塗り位牌を作ってもどちらでも教理的には問題は生じないとおもわれます。
おそらくは、慣習とのかねあいで「白木位牌のままだと成仏しない」という方がいらっしゃった場合に対して、「白木位牌のままでも成仏するから大丈夫」の意味ではないでしょうか?



なんでもそうですが、「素人」の基本的な問いかけに誠実に答えるかどうかで「玄人」の質というかレベルというかがわかります。ですから、今般の白木位牌についても「何が大丈夫なのか」「なぜ大丈夫なのか」をお訊きになることをお勧めします。

私は檀家さんに、四十九日(正確には三回忌)までは死を受け容れるための期間である、とお話をしています。位牌が白木であることは、まだ死を受け容れなくてもかまわない時期であることを示す象徴と考えてよいでしょう。しかし、位牌を塗りの物(いわば恒久的な物)に替えることによって、もう死を受け容れていかねばならないということを自覚することができる、とそのように考えております。

以上、ご参考までに。
..2017/02/11(土) 10:22
白木位牌について
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