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お寺ネット:仏事相談室
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[5651]Re:もうすぐお盆..
..一求道者五十五歳
どうもここ最近は、僧侶の方々もお忙しいようでなかなか投稿(回答)がありませんね。
私からの意見とアドバイスはまったくの個人見解ですから、一つのご参考程度にどうぞ。
僧侶からの回答を希望される方でお急ぎの場合は他に当たるか、
或いは、ここではいつになることやら分かりませんが気長に待つしかありません。
あなた様のそのお気持ちはとても立派ですけれど、
やはり悪天候や身の危険を冒してまでの墓参りは辞めるべきです。
それでは亡くなられたご両親に対して、逆に心配を掛けることともなり、
きっと、「参拝者(あなた様)に対して申し訳なかった」という想いを抱かせてしまうことになるかもしれません。
ですから、お盆やお彼岸に合わせて行けるのでしたら、もちろんそれに越したことはありませんけれど、
もしも、その時期に行けない場合には、また別の時にでも自由に何度でもお参りに行けばいいのです。
そして行けない際には、お墓のある方角へと向かってお供えをして、お線香をあげて手を合わせるといいでしょう。
心と精神が繋がってできる想念の世界ですから、それだけでも必ず想いは伝わるものと思います。
>勿論自宅ではお盆の支度をしますが、やはりお墓に迎えに行かないのはダメですよね…
お盆の習慣(供養)というのは、ご先祖である精霊に対しての“オモテナシ”という心の顕れです。
お墓(お墓参り)からご先祖をお連れして帰るというのもその一環であって、
それはオモテナシの精神の一つなのだということであって、何も実際にお墓から連れて帰っているわけではありません。
そもそも現実にはご先祖の精霊がお墓にいるということはなく、
各々個人が生前の業に拠ってそれぞれに適した死後の境地にあるのです。
そこからご家族や子孫たちの墓参りの心を嬉しく受け取っているのです(自宅でのお盆の供養も然り)。
尚、お盆には自宅に帰って来ているものと見なしてのオモテナシの精神はご先祖の大きな供養となります。
また、自宅前で“迎え火を焚く”(一般的には、13日の夕方)ことは、
ご先祖の精霊に迷わず帰って来てもらうという意味を持つ習わしです。
最後にその火から自宅のお仏壇のローソクへと移すといいでしょう。
それから、迎え火を焚いたら忘れずに送り火も焚きましょう(一般的には、同じ場所にて16日の夕方)。
この時もお仏壇のローソクの火から移して、送り火用の“麻がら”(または松明)に点火されることをお薦めします。
「ご先祖様ありがとうございました。また来年も元気に帰って来て下さいね」とお祈りします。
それではどうぞ、ご家族揃って楽しく良い供養ができますように!
合掌
..2019/08/10(土) 13:48
もうすぐお盆で..
→Re:もうすぐお盆..
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